「今年のあの花は遅いわね。」
「この花がもう咲いているの?」
我々のアタマの中では、四季がはっきりしていて
暦とのバランスが崩れていなかった。
それが、自分のデータと自然界の移り変わりに
ズレが生じてきたということなのだろう。
草木は自分も生き延びるために
恐らく人間が壊してきた環境のせいもあってか
今の温暖化の環境に適合しようといてるのだろう。
不思議なもので、こちらに悪気がなくても
何だかお花が自分の思い通りに咲き揃わないことが
彼らのせいのような口調になってしまう。
自然界のものは、その摂理に従って
柔軟に対応して生き続けようとしている。
もちろん、場所を移り変われない木々の間には
生き延びるべく、地中で根の行き場の争奪戦が
繰り広げられているのだろうけど。。。
人は、年を重ねると共にどうなっていってるのだろう?
カラダは柔軟性を失うかもしれないけど
気持ちは、受け入れる寛大さと、捨てる勇気のようなものを
常に持っていれば、かたくなにならず柔軟性を持ち続けることが
できるのかな。
北はすでに雪。
東の今日は、最後に向かう紅葉。
早いのか遅いのか自分のデータなどどこかに追いやって
あるがままの情景を楽しみたい。
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by nakazawasoju
| 2011-12-12 17:28