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横浜三渓園。
月に一度は、園内の小さな三渓宮で手を合わせている。
明治の数寄者のひとりとしての三渓さんというイメージよりも
日本的な美意識の世界へ導いて下さる方として、
残された建築物・美術品に触れる度に
三渓さんのお人柄を想像し、
ありがたいなあと感じる。
今週は、10棟ある重要文化財がすべて見ることが出来る
40年ぶり?の週。
台風の接近の前に伺い、一通り中に入った。
茶室は、茶会で入ることはあっても
一番気になっている旧東慶寺には、そうそう入ることはない。

4年前に横浜ビエンナーレで中を使用してい際に
入ったことがあったけど
ゆっくり様子を伺うの初めて。
北鎌倉 東慶寺 は菩提寺なので、頻繁に訪れるけど、
このひとつ前の茅葺屋根の本堂に入って外を眺めると
北鎌倉と景色が重なり合い
歴史の中に入り込んだ自分がいて
無数の方の生きざまがあり、
800回もの四季を通り抜けて
今に至るんだなあと
当たり前のことを、とても深く感じた。。。

建築専門だったボランティアガイドの方と、禅宗様式の建造物について
お話をさせて頂き
更にタイムスリップした感覚を味わった。
御本尊がここに存在しなくても、
イメージが手を合わせたくさせてくれた。

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by nakazawasoju
| 2013-06-14 14:54
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