Salamanca
2014年 03月 25日
3月10日オープニングセレモニー、翌11日の講義をさせて頂いた。
10日晩にサラマンカ大学副学長、大使館、マドリード国際交流基金から、
また多数の方がお集まりになり
開会式のあとに、スペイン人と日本人の代表の方が濃茶の碗を共に
飲み交わして頂いた。
400年。
更に未来。
人にはいのちの限りもあるし、出ては消えていくものは自然界には
多く存在する。
ただ、人からひとへ、後世へ受け継がれていくものは
目には見えないけれど
その人の人格や資質のベースとなり
尊さを感じることで深みも増してくる、そんな気がする。
スペインでの茶の湯講義も10回を超えた。
イベリア半島の歴史の深さ、いや重さが
だんだんとわかってくると同時に、スペイン人
カタルーニャやバスクの人たちなどの魅力も
以前に増して感じるようになってきた。
ネットでなんでも簡単に手に入る時代だけれど
自分の足で動き、人としての宝物・五感を
鈍らせないことは、大切なこと。
そんなことを、今回の交流から学んだ。。。
3日間でサラマンカを後にし、マドリードに戻り
サンセバスチャン、ビルバオとバスク地方へ出かけた。
その週末のパリでのセレモニーの前に
バスクを体感しようと計画しいていた。
まだ、この地の魅力はうまく言葉にまとまっていない。
言葉にする必要がないような・・・。
魅力的な地は、地形、言語、習慣、風土、
何よりそこに至る歴史が相混ざって、
何とも言えない心地良さを
作り上げている、それだけは理解できている。
バスク。
またゆっくり回顧録をしたい。
それも、サラマンカでの良き経験をさせて頂いたから
尚更そう思うのだろう。。。
サラマンカ。
落ち着いたいい学生の街です。
by nakazawasoju
| 2014-03-25 10:28