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千里同風

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風。

そよ風も突風も自然界を動かすもの。

人のこころにも、様々な風が作用して、感情を動かす。

あまり追い風?を感じることはないような気がするが、

かといって、すきま風も最近はなくなったような気もする。

あの日以来、

人は命の長さだけを追い求める時代から

魂の重さを自ら感じながら生きていく時代として

着眼点が移ってきたような・・・

本来あるべきところに戻ったというか。。。

ぼくにも、そんな部分があるのか

こころに吹いてくる風に過剰反応しなくなった感じがある。

受け入れる寛容さと、捨てる勇気のようなものが

このスピードの速い、表面だけを追い求めていく時代には

尚更必要なのだなと、僕なりにも理解でき

自分のできることを継続していけることが

何よりも尊いことだと、ふと思う。

千里。

果てしなく遠いね。

でも、悪事も千里を駆け抜けるだけでなく

こうやって、パソコンの前でガチャガチャやっているだけで

宇宙とまではいかなくても、世界中に

あらゆるものが瞬時に駆け抜けている。

一昔前なら、果てしない先への一歩の重みも

人生観を養っていたのだろうけど。

回線だけでなく、身そのものが1日で地球を1周できてしまう訳だから

千里の道の1歩なんて、感ずることもないのかな。

千里同風。

まず、アタマの中で爽やかな風をイメージできる

ゆったりとした時間を持つことが、我々にとっては先決だね。

そして、固まった気持ちを解きほぐす風が

どこまでも続くような空想できたら

明日の気分は上々でしょう。。。

勝手に、いい解釈!?


軸 千里同風  神戸湊川 楠寺 先々代住職筆

参考  「論衡」 江漢の書
     君子千里同風 
     君子たるものの為政は、何処も太平である。
     市井の生活者である我々になぞらえれば、地位や相手によって変わることのない
     人間のあり様。
by nakazawasoju | 2011-11-22 23:52