一服いかがですか。 どうぞ、ごゆっくり・・・


by nakazawasoju

午のすがた

迎春。

a0219480_150481.jpg


老松。

常緑樹で長生きの象徴である老松のもとで

長生きが難しい時代に

この歳まで生きて

初日の出をめでる。

尊いものの意味・価値が見えなくなってきた今

ふと、こんな軸に眼を向けると

シンプルに生き、感性を大事にし続けることは

いいな・・・

と感じる。

一服もまた味わい深い。

40も半ばになってきたからそう感じるのかな!?

北鎌倉 東慶寺 の蝋梅もいい香りを漂わせてくれる。

a0219480_15302287.jpg


午の年。

力強く走る馬の情景もいいが

子供のころによく乗せてもらった

こどもの国のポニーがくれた柔らかく、ほのぼのした

イメージも、何だか心地よく感じる。

来週から初釜も始まっていく。

そんなイメージで客人をお招きできたらと・・・。

昨年の自分から、今年の自分への

申し送り。

お掃除・片づけが済んでいないので

よろしくお願いしますね。


そうなのでか。。。

春鹿の樽酒を美味しく飲み始めたところなのに。

そのうちに!

a0219480_15304864.jpg


許すこころ。

今年のテーマ。

許しすぎるこころは・・・!?
[PR]
# by nakazawasoju | 2014-01-01 15:27

利休にたずねたいこと

a0219480_20295187.jpg


週末に映画「利休にたずねよ」を観た。

ストーリーは伺ってはいたが、当時の時代背景も含め

鋭い美意識が人としてのプライドの根底にあることに

潔くも感じ、また腹を切る時代の重さ故の強さも

伝わってきた。

a0219480_20301083.jpg


美しいものを美しいと感じる。

人間だけが持ちえた一番のお恵みと思うのだけれど

何より美しいということを言葉では表せない定義のようなものを

心の中に持っていないと

美しいと感じるお恵みは

何の効力もないままになるのかな。。。

お恵みを、まずはありがたいと感じることが

美の始まりなのかも。



a0219480_20302189.jpg


今朝は寒さがしみいる雨だった。

でも、午後からの晴れ間は、この最後の紅葉を輝かせる

魔法の光だった。


a0219480_20303599.jpg


茶席には常に移り変わるものが3つある。

自然界から頂き人が工夫して作った炭。

火が起きた瞬間から、自然の摂理に従って

移り変わる。

花。

勝手に人が採ってきた自然界のものだけれど

水を差し出せば

最後のいのちを自然の摂理に従って

移り変わる。

そして、もうひとつ。

人。

その感情は、いかようにも

移り変わる。

ただ、相手を想うこころは

きっと互いにいい時間・空間を作る方に

移り変えるように思える。


a0219480_20312686.jpg


自然はあるがままが美しい。

そして

人はあるがままで美しい。



利休にたずねたいこと。

いろいろありますが

ひとりで茶を点てながら

考えてみます・・・。
[PR]
# by nakazawasoju | 2013-12-10 21:14

支倉 常長 

先月末に、ようやく憧れの人物、 支倉常長の故郷を、そしてお墓を訪ねることができた。

スペインでいつもここまでの支倉一行の道のり、またその勇気を考えては

想像を絶していた。

歴史上で語られている、政宗の真意やその過程などはさておき

飛行機で半日以上かけて長旅だの、直行便がないのだの

疲れに対して何かしら言いたくなってしまうのだけど、

毎度、支倉の旅の行程を思い浮かべると

そんなことを考えている自分がイヤになる。

ちょっとだったりするのだけど!?

この慶長遣欧使節を基盤に日西400年。

常長の3つの墓を巡り、故郷川崎町や石巻にあるサンファンバウティス号、出発地の月の浦での
出会いなどが、あまりのも意味のある瞬間だったのか、
そのことをこの半月の間言葉におきかえることができないでいた。
言葉にしてはいけないような感覚ともいうか。。。

今、NHKでサムライHasekura の番組を見て
ふと、故郷の写真を見たくなった。

よかったら、お付き合いください。



a0219480_234426.jpg

川崎町 常長の墓

a0219480_23344139.jpg

聖母マリア像

a0219480_2335326.jpg

墓所からの眺め

a0219480_23352613.jpg

サンファンバウティスタ号(津波の被害で建造中・秋完成予定)

a0219480_23361088.jpg

月の浦から出発
[PR]
# by nakazawasoju | 2013-08-19 23:41
あっという間に半年が過ぎた。

1月は「なんて長いのだろう。。」と毎年感じるけど

その後は、過ぎていく速度が月をおうごとに増していく。

そして、折り返しの日。

7月1日は毎年の東慶寺で施餓鬼法要。

久しぶりに墓前の立ち、自分の変化(老化?落ち着き!?)に

気付かされる。

そして、説法に気仙沼 地福寺の片山住職がお話くださった。

まだまだ、いやその人の生涯心の傷は消えない無情の天災について

冗談混じりにあらためて回顧録を言葉にして頂いた。

いい言葉に沢山出逢えた。

もちろん、住職にも。

法要が済み、はじめてお会いする壇家さんだけど、

恐らく眠ってる者同士は、既に仲良しだったりするのかな!!

その方と、いろんな話題に花が咲き、

茶室 閑雲亭 での一服が

とても素敵な出逢いの席になった。


a0219480_1714952.jpg


床には、現円覚寺管長 横田南嶺 筆 の掛け物 に初めて出逢った。
前々円覚寺 朝比奈宗源 筆 のこの時期に合うであろう軸を
自宅茶室に掛けてから出かけたので、何とも豊かな瞬間だった。


a0219480_1795382.jpg


今月は大学春期講義を終える。

未来の楽しみな学生たちの、自分で考え、自分で言葉で綴ってくれるであろう

レポートや課題に出逢うことが待っている!

みんな出来が良いので、滴からの波紋のように、伝えることが広がり浸透していく

素敵な授業を積み重ねられたかな。。。



a0219480_1722855.jpg

[PR]
# by nakazawasoju | 2013-07-03 17:02

その時代のこの空間

a0219480_14524275.jpg

横浜三渓園。

月に一度は、園内の小さな三渓宮で手を合わせている。

明治の数寄者のひとりとしての三渓さんというイメージよりも

日本的な美意識の世界へ導いて下さる方として、

残された建築物・美術品に触れる度に

三渓さんのお人柄を想像し、

ありがたいなあと感じる。

今週は、10棟ある重要文化財がすべて見ることが出来る

40年ぶり?の週。

台風の接近の前に伺い、一通り中に入った。

茶室は、茶会で入ることはあっても

一番気になっている旧東慶寺には、そうそう入ることはない。

a0219480_14531796.jpg


4年前に横浜ビエンナーレで中を使用してい際に

入ったことがあったけど

ゆっくり様子を伺うの初めて。

北鎌倉 東慶寺 は菩提寺なので、頻繁に訪れるけど、

このひとつ前の茅葺屋根の本堂に入って外を眺めると

北鎌倉と景色が重なり合い

歴史の中に入り込んだ自分がいて

無数の方の生きざまがあり、

800回もの四季を通り抜けて

今に至るんだなあと

当たり前のことを、とても深く感じた。。。

a0219480_14535679.jpg


建築専門だったボランティアガイドの方と、禅宗様式の建造物について

お話をさせて頂き

更にタイムスリップした感覚を味わった。

御本尊がここに存在しなくても、

イメージが手を合わせたくさせてくれた。


a0219480_1458917.jpg

[PR]
# by nakazawasoju | 2013-06-14 14:54