一服いかがですか。 どうぞ、ごゆっくり・・・


by nakazawasoju

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岡倉 天心

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北茨城 五浦 岡倉天心邸での観月会に伺った。

津波に流された六角堂の修復の大変さをお聞きし、

皆さんの熱意にまず心をうたれた。

海中での探索で、宝珠に納めれれていた水晶も

海岸ぷちからみつかり、

新しい六角堂の芯柱の上に載せられた。

ふと、宝珠を見上げると、ちょうど秋の太陽が重なって

別の世界へ導かれたようだった。

岡倉邸。

基礎の上に家屋がのせられていて、震災の際には

うまく横滑りをして、建物はさほど損傷がなかったよう。

観月茶会。

岡倉にまつわる品も、席には溶け込んでいて

今、ここにこうやっている・・・・という感覚が

この上なく幸せでした。

茨城大の先生方に、色々とお話をお聞きでき

天心の下に集える喜びも同時に感じた瞬間。

岡倉天心美術館。

若かりし日に、うちの図面をひいてくれた

内藤廣設計。

この空間に身を置くことが、もう1つの楽しみ。

本当に心地よい。

安らぐとは、造作を意識させない自然との融合が

自然に感じる。。。ことだと帰り際に思った。

五浦に昇る太陽。

この日の出は、岡倉の楽しみであったかもしれない。

震災後の人の流入は少なく、

商売や観光もままならない状況のようだが

この自然の美しさには

いつの時代もこころを寄せていて、またいくのだろう。。。

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by nakazawasoju | 2014-10-26 09:59

明月。

気がつけば、暑い暑い夏が、過ぎ去ろうとしている。

もう明月。

今日の東京は、雨雲におおわれ、名月はその上に。。。

そんなことを空想しながら、今この夏の落ち着かなかった日々も

過ぎ去るのかなと、考えたり。。。

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明月払清風

清風払明月。

共に打ち消すものではなく、共に秋を演出しているのだろうけど

その美しさ、心地よさに、薄紙1枚も遮られたくないのは

納得しますね。

日本の秋。

夕刻の茜色の空を見ると、物悲しくなることもあるけど

本当に素敵な季節だと感じる。

異常気象、植物や昆虫などの生息域の変化は

確かに季節感を鈍らせ、

また、決していい方向にこの地球が向かっていない

気はするけど、

だからこそ、この国の四季感から生まれた芸術性は

次世代に申し送りしたいなあと思う。

明日は重陽。

力強い日になるのかな!?
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by nakazawasoju | 2014-09-08 18:17

水無月

濃くなってきたみどりを見ていると、

その情景に引っ張られるように

気持ちも充実しているかな・・・なんて感じたりする。

でも、次の瞬間には、すでに違うことを考えていて。。。

束の間という間を、頂いていると思えばいいのかも。
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この暑さでも、束の間ではあっても

日本の四季を感じる光景は

ホッとする。

そして、季の装いは

幸せ感を高めてくれる。

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ひとは、新しい生き方を進めていく中で

本来持つ五感の感受性を

日に日に鈍らせていく・・・そんな風にも思う。

束の間 を増やしていきたいなあと

折り返しを前に感じるこの6月。

もうすぐ夏至だね。

今年も早い。。。
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by nakazawasoju | 2014-06-04 17:29

風の薫り

端午の節句も過ぎ、だんだんと夏へ向けてのすがすがしい風を感じるようになった。

日本の風景。

世界どこへでも出かけることができ

世界どこからでもお迎えできるようになったからこそ

日本の風景 が固有の名詞みたいになったかな

とふと感じた。

それより、もう受け継ぐ自国のスタイルが

消えていくからかもしいれない。

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昨日、息子のシュナウザーを連れて近所のドッグランへ行った。

そこで、フランス リヨン出身の方でもう20年近く日本で仕事をされ

日本語も堪能な男性に会った。

彼は、この日本語の美しさ、文化の深みに魅せられて

独自に研究をされ、今は高野山での修行も続けられているようで

僧侶になるべく準備を進められているとお話くださった。

色々とお聞きしているうちに

この国のすがた・カタチを客観的に見つめられた。

彼は、フェイスブックのようなものはしないと言う。

今は、自分の仕事で会う方、また僧侶として触れる方々に

ご縁を頂き、それを大切に育むことで

人と人との真の結びつきを頂けるだけでも

十分すぎる位、様々な方と親交が持てるし

あらゆるものを追いかけ過ぎると

日本の本来の自然美・森羅万象を感じることが

鈍くなってしまう。。。と。

本当にそうだと思う。

ただ、こころでなく、お金を追いかけないとどうにもならないこの時代に

あらゆる手段を駆使して、あらゆる方と結びつきを得ていかないと

生き残れない時代という側面も無視できないね。。。とも感じあう。

明らかなのは、どんな時代であれ、自然の摂理の中で生かされている。

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美しい景色。

美しいと思えることが、何より幸せです!
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by nakazawasoju | 2014-05-07 12:18

Salamanca

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日西400周年記念行事 サラマンカ大学日本文化週間での

3月10日オープニングセレモニー、翌11日の講義をさせて頂いた。


10日晩にサラマンカ大学副学長、大使館、マドリード国際交流基金から、

また多数の方がお集まりになり

開会式のあとに、スペイン人と日本人の代表の方が濃茶の碗を共に

飲み交わして頂いた。
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400年。

更に未来。

人にはいのちの限りもあるし、出ては消えていくものは自然界には

多く存在する。

ただ、人からひとへ、後世へ受け継がれていくものは

目には見えないけれど

その人の人格や資質のベースとなり

尊さを感じることで深みも増してくる、そんな気がする。

スペインでの茶の湯講義も10回を超えた。

イベリア半島の歴史の深さ、いや重さが

だんだんとわかってくると同時に、スペイン人

カタルーニャやバスクの人たちなどの魅力も

以前に増して感じるようになってきた。

ネットでなんでも簡単に手に入る時代だけれど

自分の足で動き、人としての宝物・五感を

鈍らせないことは、大切なこと。

そんなことを、今回の交流から学んだ。。。

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3日間でサラマンカを後にし、マドリードに戻り

サンセバスチャン、ビルバオとバスク地方へ出かけた。

その週末のパリでのセレモニーの前に

バスクを体感しようと計画しいていた。

まだ、この地の魅力はうまく言葉にまとまっていない。

言葉にする必要がないような・・・。

魅力的な地は、地形、言語、習慣、風土、

何よりそこに至る歴史が相混ざって、

何とも言えない心地良さを

作り上げている、それだけは理解できている。

バスク。

またゆっくり回顧録をしたい。

それも、サラマンカでの良き経験をさせて頂いたから

尚更そう思うのだろう。。。

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サラマンカ。

落ち着いたいい学生の街です。
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by nakazawasoju | 2014-03-25 10:28

午のすがた

迎春。

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老松。

常緑樹で長生きの象徴である老松のもとで

長生きが難しい時代に

この歳まで生きて

初日の出をめでる。

尊いものの意味・価値が見えなくなってきた今

ふと、こんな軸に眼を向けると

シンプルに生き、感性を大事にし続けることは

いいな・・・

と感じる。

一服もまた味わい深い。

40も半ばになってきたからそう感じるのかな!?

北鎌倉 東慶寺 の蝋梅もいい香りを漂わせてくれる。

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午の年。

力強く走る馬の情景もいいが

子供のころによく乗せてもらった

こどもの国のポニーがくれた柔らかく、ほのぼのした

イメージも、何だか心地よく感じる。

来週から初釜も始まっていく。

そんなイメージで客人をお招きできたらと・・・。

昨年の自分から、今年の自分への

申し送り。

お掃除・片づけが済んでいないので

よろしくお願いしますね。


そうなのでか。。。

春鹿の樽酒を美味しく飲み始めたところなのに。

そのうちに!

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許すこころ。

今年のテーマ。

許しすぎるこころは・・・!?
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by nakazawasoju | 2014-01-01 15:27

利休にたずねたいこと

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週末に映画「利休にたずねよ」を観た。

ストーリーは伺ってはいたが、当時の時代背景も含め

鋭い美意識が人としてのプライドの根底にあることに

潔くも感じ、また腹を切る時代の重さ故の強さも

伝わってきた。

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美しいものを美しいと感じる。

人間だけが持ちえた一番のお恵みと思うのだけれど

何より美しいということを言葉では表せない定義のようなものを

心の中に持っていないと

美しいと感じるお恵みは

何の効力もないままになるのかな。。。

お恵みを、まずはありがたいと感じることが

美の始まりなのかも。



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今朝は寒さがしみいる雨だった。

でも、午後からの晴れ間は、この最後の紅葉を輝かせる

魔法の光だった。


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茶席には常に移り変わるものが3つある。

自然界から頂き人が工夫して作った炭。

火が起きた瞬間から、自然の摂理に従って

移り変わる。

花。

勝手に人が採ってきた自然界のものだけれど

水を差し出せば

最後のいのちを自然の摂理に従って

移り変わる。

そして、もうひとつ。

人。

その感情は、いかようにも

移り変わる。

ただ、相手を想うこころは

きっと互いにいい時間・空間を作る方に

移り変えるように思える。


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自然はあるがままが美しい。

そして

人はあるがままで美しい。



利休にたずねたいこと。

いろいろありますが

ひとりで茶を点てながら

考えてみます・・・。
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by nakazawasoju | 2013-12-10 21:14

支倉 常長 

先月末に、ようやく憧れの人物、 支倉常長の故郷を、そしてお墓を訪ねることができた。

スペインでいつもここまでの支倉一行の道のり、またその勇気を考えては

想像を絶していた。

歴史上で語られている、政宗の真意やその過程などはさておき

飛行機で半日以上かけて長旅だの、直行便がないのだの

疲れに対して何かしら言いたくなってしまうのだけど、

毎度、支倉の旅の行程を思い浮かべると

そんなことを考えている自分がイヤになる。

ちょっとだったりするのだけど!?

この慶長遣欧使節を基盤に日西400年。

常長の3つの墓を巡り、故郷川崎町や石巻にあるサンファンバウティス号、出発地の月の浦での
出会いなどが、あまりのも意味のある瞬間だったのか、
そのことをこの半月の間言葉におきかえることができないでいた。
言葉にしてはいけないような感覚ともいうか。。。

今、NHKでサムライHasekura の番組を見て
ふと、故郷の写真を見たくなった。

よかったら、お付き合いください。



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川崎町 常長の墓

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聖母マリア像

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墓所からの眺め

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サンファンバウティスタ号(津波の被害で建造中・秋完成予定)

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月の浦から出発
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by nakazawasoju | 2013-08-19 23:41
あっという間に半年が過ぎた。

1月は「なんて長いのだろう。。」と毎年感じるけど

その後は、過ぎていく速度が月をおうごとに増していく。

そして、折り返しの日。

7月1日は毎年の東慶寺で施餓鬼法要。

久しぶりに墓前の立ち、自分の変化(老化?落ち着き!?)に

気付かされる。

そして、説法に気仙沼 地福寺の片山住職がお話くださった。

まだまだ、いやその人の生涯心の傷は消えない無情の天災について

冗談混じりにあらためて回顧録を言葉にして頂いた。

いい言葉に沢山出逢えた。

もちろん、住職にも。

法要が済み、はじめてお会いする壇家さんだけど、

恐らく眠ってる者同士は、既に仲良しだったりするのかな!!

その方と、いろんな話題に花が咲き、

茶室 閑雲亭 での一服が

とても素敵な出逢いの席になった。


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床には、現円覚寺管長 横田南嶺 筆 の掛け物 に初めて出逢った。
前々円覚寺 朝比奈宗源 筆 のこの時期に合うであろう軸を
自宅茶室に掛けてから出かけたので、何とも豊かな瞬間だった。


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今月は大学春期講義を終える。

未来の楽しみな学生たちの、自分で考え、自分で言葉で綴ってくれるであろう

レポートや課題に出逢うことが待っている!

みんな出来が良いので、滴からの波紋のように、伝えることが広がり浸透していく

素敵な授業を積み重ねられたかな。。。



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by nakazawasoju | 2013-07-03 17:02

その時代のこの空間

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横浜三渓園。

月に一度は、園内の小さな三渓宮で手を合わせている。

明治の数寄者のひとりとしての三渓さんというイメージよりも

日本的な美意識の世界へ導いて下さる方として、

残された建築物・美術品に触れる度に

三渓さんのお人柄を想像し、

ありがたいなあと感じる。

今週は、10棟ある重要文化財がすべて見ることが出来る

40年ぶり?の週。

台風の接近の前に伺い、一通り中に入った。

茶室は、茶会で入ることはあっても

一番気になっている旧東慶寺には、そうそう入ることはない。

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4年前に横浜ビエンナーレで中を使用してい際に

入ったことがあったけど

ゆっくり様子を伺うの初めて。

北鎌倉 東慶寺 は菩提寺なので、頻繁に訪れるけど、

このひとつ前の茅葺屋根の本堂に入って外を眺めると

北鎌倉と景色が重なり合い

歴史の中に入り込んだ自分がいて

無数の方の生きざまがあり、

800回もの四季を通り抜けて

今に至るんだなあと

当たり前のことを、とても深く感じた。。。

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建築専門だったボランティアガイドの方と、禅宗様式の建造物について

お話をさせて頂き

更にタイムスリップした感覚を味わった。

御本尊がここに存在しなくても、

イメージが手を合わせたくさせてくれた。


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by nakazawasoju | 2013-06-14 14:54